中学受験に失敗するダメ親の特徴5選 3つ以上あてはまればスリーアウトだ!

中学受験のコツ
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教育ママ
教育ママ

うちの子は中学受験生なのに全然勉強をしてないわ。成績も上がらない。もう小5なのに。他の教育ママたちはどうしているのかしら?

このような疑問にお答えします。

まず結論から言うと、「いま勉強をしないと将来は~」という遠い未来のことを言っても無駄です。大人と子どもとでは心理的時間が全く違います。

一方、塾講師など外部の人間に厳しく指導してほしいというのも他力本願。塾の先生は、塾でしか勉強を見てあげられません。宿題など自宅学習の責任は、保護者にあります。勉強しない子どもには、部分的な「親塾」の導入が必要です。

家で勉強しない子どもの特徴5選をあげると、

①成績が低迷しており、勉強をやる気が失せている。
②精神的苦痛を伴う勉強に耐えられない。つまり、自制心や忍耐力など非認知能力に問題がある。
③親や教師を試すような言動をする。
④スポーツでも習い事でも、何かに一生懸命に取り組んだ経験がない。すぐ無気力。
⑤精神的に幼い。一人で遠くまで買い物に行くとか。そんな経験もない。常に保護者の方の付き添いでやってきた。

一方で、子どもが勉強しないのは「親のせい」という意見もあります。勉強しない子をもつ保護者の方の特徴5選を挙げさせていただくと、

①勉強しなさいと口で言うだけで、その場限り。
厳しく徹しきれない。やや過保護の傾向がある。教育虐待になるのではないかと警戒しすぎている。
③保護者責任を、お子さんに転嫁したいという甘えがある。たとえば「自分で中学受験をしたいって言ったんでしょ」というセリフ。
④お子さんと自身を同化し、子どもが叱られると自分が叱られているように感じる。
子どもに社会性を身につけさせることが出来ていない。お子さんが世間様に迷惑を掛けたなら、親が謝る。これが出来ない。自然と子どももわがままになる。

3つ以上当てはまればスリーアウト。今すぐ意識と行動を変えてください。特に中学受験は「親がするもの」です。

今回は、家で勉強できない子、テスト前日ですら勉強をしないお子さんに、ご家庭でどのように指導していくべきか、お話しします。

この記事を書いている人:集団塾、個別塾など指導経験を経て、現在社会人の30代プロ中学受験家庭教師。”ゆる受験”はありだと思いますが、勉強から逃げることを推奨しているわけではまったくありません。ゆっくりでもいいので進んでください。

小言を言ってもムダ

家で勉強できない子どもに対するNGワードとしてよく挙げられているのが、

「勉強しないと○○校に行けないよ。将来どうするの?」と、あまりに遠い未来の話をすることです。

まず、子どもと大人では心理的時間がまったく違います。。小6生にとって人生は12年。1年間は12分の1の長さです。

一方、40歳の大人は、1年間は40分の1の短さ。子どもは大人よりも、1年間が3倍以上長く感じるのです。

「いま勉強しないと~」といっても、子どもには通じません。

勉強にも付き添いが必要

勉強をしない子どもの特徴として、「遠くに”おつかい”に行った経験もなく、常に親の付き添い」があります。

「勉強だけは一人でやれ」は無理があります。そのような子には勉強も「付き添い」が必要です。

部分的な「親塾」導入のすすめ

『家で勉強する』とは、親や家庭教師が”いない”ところで勉強をすること。

しかし、そのためにはまず準備体操や助走が必要。マラソンのペースメーカーのように、途中まで一緒に走ってくれる人が必要になります。

勉強しない子どもにもペースメーカーが必要。その役目を担えるのは、保護者です。すべて親塾でやることは推奨しませんが、お子さんが自宅での勉強を、まだ一人で取り組めない間は保護者の方が一緒に手伝っていただきたいです。

塾や家庭教師ではダメ

勉強したくないお子さんは、毎日一緒にいる方(保護者)が伴走するしかありません。塾講師や家庭教師のような「外部」の人間には無理です。毎日付き添えるわけでは決してないからです。

教える必要はまったくありません。一緒に勉強をするだけ。1時間勉強させたいなら、はじめの10分間だけでも構いません。「助走」の部分だけでも手伝ってあげてください。その際はタイマーを用意し、10分間きっちり付き添ってあげてください。これが部分的な「親塾」。”勉強はじめの10分間伴走”です。

保護者の方の目が行き届かないと勉強しないのであれば、リビング学習でも構いません。

その際は、子ども用の適切なサイズの椅子を用意してもらえればOK。助走の部分だけでもサポートをお願いします。

勉強のやる気スイッチ

勉強時には常にタイマーを用意することおすすめします。時間感覚も身に付きますし、

勉強のやる気が出ないときでも「タイマーで10分間だけ頑張る」というのはやる気スイッチを押す上で非常に効果の高い勉強法です。

「家では勉強ができないからこそ、塾や家庭教師の先生を」というご意見は、部分的には正しい。『家ではできない内容の勉強』を外部に委託するというのは正解です。しかし、『家でしなくてはいけない勉強』として宿題もありますし、毎日の漢字練習・計算練習もあります。この『家でしなくてはいけない勉強』を外部(塾など)に委託するという考えは間違っています。

ご家庭でのお子さんの勉強のサポートを!

塾や家庭教師が任されるのは一部分。宿題やプリントの整理は、保護者の担当。

塾で、解法テクニックを教わり、宿題を与えられる。しかし、それを反復学習し、身につけるのはご家庭での勉強です。

これまで自制心や忍耐力などを身につけさせてこなかったツケは、保護者の方が払わなくてはいけません。塾や学校ではなく、保護者が支払う。頑張っている親の姿を見てこそ、お子さんも成長します。

親塾の注意点

勉強自体は別に教えなくても構いません。具体的にはどうするのか。

まず結論をいえば「この問題は、うーん。難しいね。どうやって解くんだろうね。ちょっと考えてみようか」で十分です。教科書・問題集の解説などもみながら、のんびりやってください。

お子さんと一緒に勉強する上で一番大切な点は、

大人と子どもとでは同じ言語環境にいないことを理解すること。大人にとってなんでもないことが、子どもには難しい。必要以上に、無理に教えようとするのは絶対にやめてください。

「わからないところは印をつけて、ここは今度先生に絶対教えてもらわないといけないね」などと言わないでください。お子さんのモチベーションが下がります。

印をつけるのは大切ですが、お子さんにプレッシャーを与えることはよくないです。そんなことよりも、お子さんのモチベーションを維持することの方がはるかに重要です。

教え方よりも、共感が重要

気を付けるべき点は、「難しい」という言葉を多用することです。「難しい」とレッテル張りをすることで、もう脳が受け付けなくなってしまう状態になることもあります。『負の効果』といいます。

「〇〇は難しいからな。はじめからすいすい解けないよ。私だって、○○くん(ちゃん)と同い年の時は難しかったもん」とお子さんを安心させることも必要です。ケースバイケースの対応ですね。

たまには、こっちがバカになってみせることも大切。「うーん。この問題は難しいね。」と共感してあげてください。

まとめ

勉強しない子どもに、どのように勉強をしてもらうのか。

「いま勉強をしないと~」と将来に訴えかけても無駄。子どもと大人とでは心理的時間の長さがまるで違う。

すべて塾任せは間違い。宿題や復習は自宅学習でしっかりさせる。学習習慣がないお子さんには、部分的な親塾の導入が必要です。

家庭学習のコツとして①大人と子どもでは同じ言語環境にいないということを理解する。②がっかりした表情をお子さんの前で見せないこと。この2点がなによりも大事です。

算数や国語の解法、教え方などは二の次です。一緒にお子さんと考えればいいのですから。

低学年~中学年であれば一緒にやる。高学年であっても、習慣化されるまでは毎日の漢字練習、計算練習は伴走をお願いします。その後はリビング学習で監視下に置きましょう。

「すべて親塾」は推奨しません。ですが、中学受験生なのに、家でまったく勉強をしないお子さんには、部分的な親塾が必要不可欠です。

そのように認識を変えていただけると、中学受験を乗り切るための1歩を踏み出せると思います。最後までお読みいただきありがとうございました。 

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