中学受験で中堅校を狙う子は 夏期講習後も基礎固めが大事です!過去問演習は冬からでもいい!

中学受験のコツ
写真はイメージ ©ななしき
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教育ママ
教育ママ

小6生なのに、夏期講習後、転塾するお友達もいるみたい。塾に在籍だけして、家庭教師の先生を中心に勉強する子も。うちの場合も、成績が上がっていないみたいだし、早めに過去問に取り組んだりとか。どうしたらいいのかしら?

このような疑問にお答えします。

まず結論から言うと、難関中学を受験するのでなければ、小6の9~10月と言えども過去問に取り組むのは早いでしょう。偏差値が45~54程度の中堅校を受けるお子さんであれば、まだまだ基礎固めが大切な時期。算数や理科であれば、塾のレギュラーの授業で使っている基礎~標準問題をしっかり解けるか。国語なら漢字など知識系の問題は十分点数が取れるのか。抜けている部分を失くしていきましょう。

大手塾の夏期学力テストも終わり、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

この時期は、親御さんが塾の送り迎え時に、塾長や講師に相談している光景がよく見られます。立ち話でも15~20分ほど普通に会話されてますね。

まだ猛暑が続く炎天下の中で。車を路上駐車し、通行車にクランクションを鳴らされ、そこで話が終了となるようなこともたびたび。

子どもらも神妙な顔をして傍で聞いていますが、はたしてどこまで大人の話に耳を傾けているのやら笑。

9月はじめ、この時期は転塾含め、志望校選びに関して一つのターニングポイントとなるでしょう。大手塾では、小6生問わず、他の学年においても退塾の電話が成り立ちません。

今回は、夏期講習後の9~10月の段階で、中堅校受験を志望する中学受験生の、今後の勉強の方向性について参考になる情報を少しでもご提供できればと思います。

※こちらの記事は、中学受験をする我が子を持つ保護者の方を対象に記載しております。

課題設定は各教科に3つほど作ろう!

夏期講習前、塾講師をしていた私が生徒たちに伝えるべきことがあります。

「夏期講習の時間割だけをみて満足していてはいけないよ。他のライバルもみんな夏休みがあり、同じだけの勉強量をしている。『こんなに勉強すれば大丈夫だろう』ではないよね。ほかのみんなだって同じくらいの時間割をもっている。なので、各教科ごとに3つほど自分で課題を設定し、その課題をこなす。量もそうだけど、質、クオリティを意識して勉強しないとだめだよ」

それなりに物わかりのよい子どもらは、ある程度納得してくれます。「ああ、たしかにそうだな」と。各教科ごとの課題設定が重要です。漠然と夏休みを過ごすのは一番NGです。

課題設定はこうして作ろう!

課題設定に関し、①子どもら自身で考える。②親子で考える。③塾講師の先生に相談する。個人的には、③はあまりお勧めできません。大手集団塾の塾講師はそこまでの時間は作れません。質問受けにしろ、何にしろ、不公平にならないように各生徒の時間の割り振りは厳格化されています。たとえば、生徒一人当たりの質問数は1問までなど。

もちろん信頼できる、面倒見の良い塾講師の先生もたくさん大手集団塾にもいらっしゃると思います。しかし、

集団塾では、我が子ファーストには絶対なりません。クレームが発生するからです。なぜ「〇〇君や□□さんだけ、えこひいきされるのか?」と。昔と比べて、このあたりの問題はよりセンシティブになっているなと感じます。

課題設定の心強い味方はプロ家庭教師

この課題設定に関して、もう一つの選択肢として、

④プロ家庭教師の先生に相談する。セカンドオピニオンとして、プロ家庭教師の先生に夏休み前に相談し、課題を設定し一緒に勉強しているケースもよく聞きます。このケースが一番成功しているなという印象を受けます。

もちろん、課題設定が大切なのは夏期講習後も同様です。

秋は転塾含め、各ご家庭が動かれる時期です。通塾先の先生と学習相談、セカンドオピニオンなどを踏まえ、お子さんと受験までのロードマップを考え、弱点を把握し、解消に努めていただければと思います。

最後にもう一度勉強方法の見直しも!

注意点として、夏期講習後のテスト結果に振り回されすぎるのもよくありません。

普段まったく勉強しないけれども、それなりに地頭のよい生徒は、夏期講習中に勉強量が増えるので成績は上がります。天才型とは言えない、夏期講習後に日頃からコツコツ努力する生徒は、逆に成績が落ちてしまう。

ですが、夏休みが終わり、秋以降の模試になると、成績がトントンとなる傾向が高いです。勉強習慣がついていない子は、夏期講習後はほとんど勉強しませんので。最後はコツコツ型の生徒が挽回する形になります。

これまでの学習方法を見直す最後のチャンス

「夏休みにあれだけ勉強したのに・・・」と成績の定価に落ち込んでしまう生徒もいます。そのあたりは、塾講師・家庭教師、保護者の方であたたかくフォローしましょう。落ち込むということは、チャンスでもあります。

子どもら自身に「悔しい」という気持ちがあるからです。そんな時に、これまで「聞き入れてくれなかった」アドバイスを受け入れてくれる状態になってくれます。

寝る前の10分間学習は効果的!

たとえば、寝る10分前は、記憶の定着率がいちばんよいので、国語の漢字練習を10分間やってみる。10分間学習の取り組みです。

勉強ができない子は自発的になにもしませんので、タイマーを置いて10分間セット。これで勉強のやる気スイッチを入れます。

塾の宿題とは別に、自分の発見できた課題に関し10分間のみ時間を作り勉強する。この夏休み後に、勉強の姿勢に変化が現れる子は一定数います。

タイマーを利用した10分間学習は効果的です。勉強嫌いのお子さんでも「10分だけなら」とやってみる。10分経っても、気分が乗ってきたらもう少しやってみようとなりますので。

まとめ

難関中狙いの子はともかく、

夏休み後も、中堅校志望のお子さんは基礎固めが大切です。算数でも、ともかく抜け落ちている例題~基本をみっちり。そして、標準問題まで解けるようになれば十分なのです。

志望校によりますが、いつから過去問をやり始めればよいのか。中堅校狙いでも、関西の場合は遅くとも10月~11月には過去問に取り組み始めるというのが一般的です。

私の担当した生徒の中には、この時期でも例題~基本問題で基礎を固める生徒もおりました。そういう子は12月から過去問に取り組みます。関西では1月中旬が試験なので、もう1か月ちょっとです。

だいぶゆっくりしているのは確かですが、過去問に取り組める実力がなければ意味がありません。

最難関中学とは違い、勉強が苦手な生徒には”あるある”です。

ですが、学力がいちばん伸びる時期も、受験まで残り1か月というこの時期です。

子どもにとって1年は長すぎます。

12年間しか生きていない子どもらには、1年間は人生の12分の1の時間。40歳の大人には、1年間は40分の1の時間。まったく心理的な時間の「長さ」が違いますよね。

子どもらにとってラスト1か月が、大人の感覚では試験までラスト3か月という感覚なのです笑。どうか温かく見守ってあげてほしいです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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