※本記事はADを含みます。

うちの子は小2だけど、計算センスがないかなぁと思っていて。なにか計算センスを伸ばす方法解かないのかしら?
このような疑問にお答えします。
中学受験算数攻略に向けて、計算力が土台であることは周知の事実です。
そのためには、
「毎日計算演習の時間を作る」「計算技術を教える」「筆算などは、マス目入りのノートで丁寧に書くことから始める」「お風呂場やトイレにポスターを張る」「計算の暗記カードを作る」「お風呂の中で素数をすべて数えてからでないと風呂から上がってはいけない(笑)」とか、いろんな方法があると思います。
しかし、なぜこうも計算力に個人差があるのか、教えるたびに疑問に思います。計算技術を身につける前段階として、なにか発達段階のようなものがあるのか。
その発達段階の点で、通常であれば自然に身についている処理能力が抜け落ちているので、この子は計算が遅いのかもしれない。
私の考えでは、計算力に著しく課題を抱えているお子さんには「通常のやり方では中学受験に必要な計算力は身につかない」と思っております。
他の記事”【即実践可能】中学受験に必要な計算力を身につけるために~教材から方法まで徹底解説”で、算数が苦手な子向けに、中学受験算数の”きも”である計算力習得方法を説明しました。
ですが、真面目に計算練習に取り組んでいるのに計算力が上がらない子。
注意欠如・多動症(ADHD)の傾向も見られ、発達障害の傾向がみられる子。
このような、中学受験に必要な計算力がどうしても身につかなかったお子さんたちを思い出しながら、原因や改善点を探っていきたいと思います。
この記事を書いている人:中学受験専門の集団塾、個別塾などを経て、現在社会人のプロ中学受験家庭教師。算数が苦手な子に対し、独自のメソッドで算数の偏差値を上げることに熱中しております。
いつまでも指計算??
計算の前段階として、数処理という操作があります。いつまでも指計算をしてしまうお子さんは、この点が克服できておりません。
数処理:数という抽象的なシンボル操作のこと
と言われても、ちょっと難しいですよね笑。
具体物:自分の目で確認できる
くわしく説明すると、
数には三つの意味があります。ひとつは、具体物。🍎(りんご)や🍊(みかん)が、具体物です。子どもの前に「🍎🍎🍎」と、りんごを3個並べます。
「りんごは何個あるかな?」と問うと、「3個!」と答えられます。これが一番わかりやすい数の意味です。
「あのカゴの山から🍎を5個とってきてくれる?」といっても、自分の目で見られるし、触れられるものなので、一番”操作しやすい”と思います。
数詞:「3個」と数えられる
つぎに、この「3個!」と言えること。ひらがなで書くと「さんこ!」ですよね。これを数詞といいます。🍎などの具体物を指さして”いくつあるのか”、相手に説明できることです。
数字:抽象的な概念
最後に、数字という”意味”があります。「🍎🍎🍎」はりんご3個。「🍊🍊🍊」もみかん3個。ともに3個ですよね。🍎であれ🍊であれ、ともに3個であるのは変わりませんよね。
「合計で何個あるかな?」と問いかけて、「合わせて6個!」と答えられればよいのですが、数字という概念が未習得だと、これが実は難しいのです。
3+5=?のような問題でも、「ええっと、例えば🍎が3個あって、それに🍎が5個あるから~」という風に、数という抽象的なシンボル操作ができません。
数処理が苦手な子は暗算もできない
いつまでも指計算をしているお子さんは、この計算の前段階である”数処理”が苦手です。
この段階で問題のある子は、当然暗算もできません。小学校入学時に「算数セット」をご購入されたかと思います。時計、ブロック、掛け算カードなどが入っている算数セットです。
私は、もっと細かいブロックを購入し、そのブロックという具体物を目の前で操作しながら、計算の仕組みを理解させています。
「🍎3個も🍊3個も、このブロック3つで表せるよね!」などと、数字というシンボル操作ができるように頭の使い方を教えていきます。
小学校の算数セットもご活用いただいて構わないのですが、基本的に学校の教室保管ではないかと思います。また勉強が苦手なお子さんには、このセットでも物足りない。
私は”ラーニングリソーシズ 算数教材 ベーステン キューブ ロッド フラット 3種類セット 121個入り”を用いて指導しています。
🍎3個でも🍊3個でも、ブロック3つで表せることを学ぶ。このブロックを、「半具体物」ともいいます。この半具体物のイメージ操作ができるようになって、ようやく計算技能が習得できる状態になるのです。
※この段階では、保護者の方がブロックを用いて家庭学習をしていただくことで十分カバーできると思います。ですが、ご不安な方はプロ家庭教師の先生にご相談されるのも一つです。
基数性や序数性
数処理を終えても、つぎに基数性や序数性の理解が必要になってきます。
基数性とは量のこと、序数生とは順番のこと。
数には、「30グラム」「100センチ」という量を表す場合と、「きみは5番目だよ」という順番を表す場合がありますよね。
基数性が理解できないと・・・
基数性の理解に問題があるお子さんは、筆算において数字の位がそろえられない傾向がありますね。数には量があるという理解が乏しい印象です。
たとえば「24」という数。2は十の位であり、当然一の位の4よりも大きいのですが、「?」という感覚みたいです。
低学年のうちは、マス目入りの計算ノートを使う意味はここにあります。数字の位をそろえやすくし、手助けをしているんです。
序数性が理解できないと…
序数性の理解が乏しいお子さんは、手順に沿って計算作業ができない印象があります。四則演算の筆算においても、計算手順があります。この計算手順の習得がなかなか難しいようです。
家のお手伝いで身につけよう!
もちろん、両方ともに理解しておく必要があります。家のお手伝いでも十分に勉強できます。
基数性の理解は、「お風呂の水がいっぱいになれば止めてね」というお手伝いを通じて自然に習得していきます。序数性の理解は、「お箸を家族分出しておいてね」というお手伝いを通じて理解するようになるでしょう。
通常であれば、ご家庭のお手伝いを通じて自然と身につくようです。昔は大家族でしたから、このような能力は今以上に鍛えられたのかもしれませんね。
あまりご不安にならないように。日頃から家のお手伝いをさせておけば、子どもたちは問題なく自然に習得し身につけているようです。
学校の宿題等で、「家のお手伝いを一日3回行う」という宿題も実は意味があるのですね。ぜひ低学年のうちはお手伝いをさせてください。
まとめ
最後に、「目で見て覚える」やり方のほうが向いているお子さんがいる一方で、「耳で聞いて覚える」やり方のほうが覚えやすいというお子さんもいる。
すなわち、視覚優位のお子さんと、聴覚優位のお子さんがいます。
勉強ができるお子さんは、自ら勉強方法を確立していきます。自分勝手になりすぎるのはよくありませんが、柔軟に勉強方法を変えていく「やわらかさ」がありますね。
また「計算はできても文章問題がまったくできない」というお悩みも聞きます。文章題は計算力とはまた別の技能が必要です。別の技能とは、
半具体物の操作がきちんとできているか、あるいは「買う・増える・加える」はすべて「たす」という意味であり、演算子として+(プラス)を使うことを理解しているのか。
このような適切な演算子の選択には、国語力も必要です。
子どもたちは「いま🍎を3個持っています。八百屋さんで🍎を4個買いました。合計何個でしょうか?」という問題で、 いや「買う」とどうなるわけ?という”つまずき”をしていることも。
他にも、そのお子さん一人一人にのみ当てはまる「つまずき」の原因があります。
大人と子どもでは、「同じ言語環境(空間)にいないのだな」という理解をしていただくことが重要です。
わが子は外国人あるいは宇宙人なんだなぐらいに思って、根気よく勉強をみてあげてください(笑)。最後までお読みいただきありがとうございました。
ご参考までに私がお勧めする個別指導塾、家庭教師を掲載します。
関東では、【中学受験専門】個別指導塾ドクターです。
こちらは家庭教師のご指導もされているようです。実際に、私の知り合いの元SAPIXや日能研出身の講師の先生も在籍しています。無料学習相談、無料体験授業有。
関西では、中学受験専門のプロ個別指導教室【SS-1】をおすすめします。
有益な受験情報がまとめられた無料資料請求とともに、かつ、無料学習相談もされています。関東にも一部教室が設けられています(東京、神奈川)。こちらも大手進学塾の全てのテキストをフォローし、元進学塾講師であった、プロの社会人の先生が多数在籍。無料学習相談、無料体験授業有。
オンライン家庭教師であれば、オンライン家庭教師マナリンクさんがおすすめです。
こちらも元大手出身のプロ講師の先生を指名できますし、先生方のプロフィールも動画でご紹介され、安心感が違います。無料体験授業有。
学生の家庭教師の先生をご希望の場合は、東大生のオンライン個別指導『トウコベ』をおすすめします。
年齢も近く、親しみやすいお兄さん・お姉さんの先生の方がお子さんに合っている場合もあります。無料体験授業有。
複数の家庭教師会社を一括で比較してみたいという方は、イーリズム塾さがし|家庭教師の体験授業予約がおすすめです。
お住いの地域と学年を入力するだけで、一括で複数の大手家庭教師会社さんに体験授業を申し込めます。お電話でのイーリズムさんへの無料相談有。ほとんどの家庭教師会社さんで、無料体験授業も有。
上記でご紹介した家庭教師会社さんも含め、しっかりご検討しお決めになってください。初回の無料相談、無料レッスンを設けている場合がほとんどです。ぜひ有効活用していただければと思います。




