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今回は、勉強方法として「ゴロ合わせ」に関して触れてみたいと思います。
大学受験はともかく、中学受験、高校受験においては依然として有効な勉強方法です。
特に、理科や社会などゴロ合わせが有効です。理科は実験など図表からの読み取りや計算問題の比重が増す一方で、少しも知識系問題の割合が落ちていません(笑)。
中学受験の理科は、高校受験や大学受験と比べても、覚える知識事項が多すぎます。
動植物にいたっては、受粉のメカニズムさえ理解しておけばよいというレベルではありません。「○○科にあてはまる植物は次のうちどれでしょう?」など、
ここまで動植物に関して知識を問われる受験は、中学受験において他にない。
最難関私立中の問題では、高校入試を飛び越えて、大学入試の問題がそのまま出てくることもあります。その際、リード文をつけて不足している知識を補えるようにしていますが。
それほどまで、中学受験の理科は難易度を高めようと努力している。計算問題などの思考問題の比重が増やす一方で、生物系の知識問題の比重も落とさない。問題を難化させる余地を少しでも残したい。
難関私立中学の先生方の本音です。だから、どんどん中学受験の問題が難しくなっていく(笑)。
ゴロ合わせのよいところは、まとまった複数の情報を一つのチャンクとして覚えられること。
チャンクとは「ひとかたまり」と言う意味です。
人間は同時に7つのことを記憶できるといいます。たとえば、数字を「3,5,7,8,6,5,1」と数字を7つまで覚えられるのです。
電話番号も市内局番を除けば、数字7文字になっていますよね。携帯電話も「080~」「090~」の後は、数字7つで作られています。
数字が8つ以上になれば覚えられない。そういう人間の性質を見込んで電話番号が作られています。
ですが、上記の数字「3,5,7,8、6,5,1」を「みごなやろご~い」と覚えてはどうでしょうか。ずっと覚えやすくなりませんか。「3,5,~」としてインプットするのに比べて、
「みごなやろご~い」と一つのかたまり、1チャンクとして頭に整理する。こうすれば、「6,3,3,1,9,7、4」も「むささいくなし」と1チャンクとする。
こうして意味不明な数字7つの羅列を1チャンクとし、電話番号を一度に7人分覚えることができる。
ゴロ合わせを授業で教えてもらうのもよいですが、自分でゴロを作るのも勉強です。
私が授業中に生徒らと一緒に作ったゴロ合わせは数知れずあります。家庭教師の現場で、その子が覚えやすいようなゴロを二人で作る。
そういう楽しい授業作りを常に心がけております。たとえば、サバゲーが好きな男の子がいました。その子と一緒に作ったゴロを紹介します。
化学の水溶液の分野で、BTB溶液の色の変化のゴロです。
「山中(酸中)ある(アル)BB弾(BTB)で君(黄緑)は真っ青(青)」。やや強引ではありますが、BTB溶液は賛成で黄色、中性で緑色、アルカリ性で青色に変化します。BB弾=BTB溶液はちょっと無理があるかもしれませんが、
サバゲーが好きな男の子には覚えやすいのだと思います。このように新しくゴロを作る。自分で作ったゴロはそう簡単に忘れるものではありません。
たまに、「授業時間をムダにしている」とご指摘を受けますが、私はそうは思いません。
こういうギミックを授業中に取り入れ、楽しく勉強する。もちろん授業時間の「短さ」は、集団授業を担当している講師であれば常に懸案事項です。
生徒との「コメント&レスポンス」も大切であるし、予期せぬトラブルは起こるもの。時間は足りなくってしかたがない。
家庭教師の現場でも、もう少し時間があれば。何度もそう思います。ですが、ゴロを自分で考えることも勉強の一つとして、大目に見て頂ければうれしいです。
以下には、先人たちの「偉業」として、ゴロ合わせでお勧めできる中学受験の参考書をご紹介します。
特に理科のゴロ合わせは必見です。ロングセラーで重版を重ねていましたが、2024年についに改訂版が出版されました。特典も充実。ゴロ読み上げの音声ダウンロード付き。
私も、改訂版をAmazonで購入するつもりです。宮本先生、改訂版の出版、心から御礼申し上げます。本書にて勉強嫌いのお子さんがまた一人救われることを確信しておりますよ。


