難しすぎる中学受験 不親切な塾用テキスト!?

中学受験のコツ
写真はイメージ © KeyRabbits

※本記事はADを含みます。

やる気出ねぇ男子
やる気 出ねぇ男子

中学受験の問題は難しすぎるわ。教材の解説も意味不明だし・・・やる気出ねぇ。

すろーす先生
すろーす先生

確かにわかりづらいものが多いね。高校受験、大学受験に比べて受験者数も少ないし、算数などは偏差値によって問題レベルが異次元なほど違う。テキスト、問題集選びが特に難しいと思うよ。

中学受験専門塾のテキストも解説が難しいです。質問に来れる生徒は、

「いまは質問の時間じゃないよ。先生の休憩中だよ」と教室長がいっても、小学生は「いや、これがわからない。質問させて~」と。

なかには、気の合う先生とじゃれ合いたいだけのお子さんも。

ですが、そういう「不適切」なケースはともかく、大手塾の教材でも「この解説ではまったくわからないよなぁ」と、質問に来るのは当然と思うケースはけっこうあります。

ある程度基本ができていることを前提としてるのはわかりますが、

それでも「遅れて入塾してきた子」「勉強ができない子」向けに、別冊の細かい解説をつけてもよいのではないかと思います。

今回は、不親切な中学受験のテキスト・問題集をテーマにお話ししたいと思います。

中学受験のテキスト・問題集の特徴

難関中の中学受験のレベルは、優に公立高校受験のレベルを超えています。大学受験レベルと言っても過言ではないでしょう。そのような中で、

いちばん避けたいケースが、「解説をみてもさっぱりわからない。自分は頭が悪いんだろうか。もう勉強が嫌になった」となること。

解説がいまいちなものが多い

もし解説を見てもわからないのであれば、

「ダメなのは、○○さんの頭ではなくて、問題集の解説である」と思ってください。

たとえば、小5算数の、某塾用テキストに掲載されていた売買損益の問題(売買算)は次の通りです。

問 ある品物に仕入れ値の6割の利益を見こんで定価をつけましたが、売れないので定価の2割5分引きの3000円で売りました。これについて次の問に答えなさい。
(1)この品物の定価は何円ですか。
(2)この品物の仕入れ値は何円ですか。

解説(1)3000÷(1-0.25)=4000円(2)4000÷(1+0.6)=2500円

はたして、勉強が苦手な子が、この解説だけを見てわかるでしょうか。

問題が解けない、あるいは、できなかった場合は、やはり基本的なところから理解していないのです。

そのお子さんはずーっとにらめっこして、「なんでこうなるんだろう・・・」と悩んでいました。

勉強ができる子に合わせて作られている

塾のテキスト・問題集は基本的にこういうケースになっていることが多いです。紙数の問題もあるので、解説は「勉強ができる子に合わせて、必要な部分だけ作る」という方針で作られています。基本的な解法の理解は、できているのが大前提。いちいち記載していては、応用問題に解説がさけなくなる。

勉強がある程度できる子の成績をもっと伸ばしたい。そういうメッセージが、特に進学塾のテキスト・問題集には込められている。

たとえば、中学受験の入試問題には、その学校の先生方のメッセージが込められているという表現をよく聞きますよね。「うちは〇〇ができるようなお子さん、□□な特徴をもつお子さんに来てほしんだ」と。

中学受験大手進学塾も同様。あるいは、どのような出版物に対しても言えるのではないでしょうか。

塾の先生への質問

問題の解説を見てもさっぱりわからない場合は、塾の先生に聞けばよいといわれるかもしれません。

が、先生に質問に行くのはけっこう勇気が要りませんか。

質問しに来たり、話しかけにくる生徒さんは、積極的なお子さん。大人しい子は、「質問しに来てもいいよ」といっても絶対に来ません。

集団塾の塾講師は業務が多い

ですが、もし仮に全員が質問に来た場合、どの大手進学塾でもまず「回らない」という現状もあります。

その時間担当の、「質問受け」の先生ですら、他にいくらでも業務があります。テスト採点業務しかり、授業担当講師に昇格すべく他の先生の授業見学をしたりと。

テスト採点など、国語の場合は、基本的に持ち帰りです。勤務中に絶対に終わりません。そもそも、勤務中にする時間がない・・・。

つまり、学校の先生方もされている、いわゆる持ち帰り業務となります。時給など当然発生しません。

そのような激務の中で、お子さんのひとりひとりの質問に向き合える時間も持てるわけがなく、

質問に来ない生徒さんが大勢をしめておいたほうが、学習塾を運営する側にとっては助かります。ですので、塾側にとっても「積極的に質問に来てね」とはいいにくい雰囲気です。

塾で質問に来れないのは仕方がない

大手進学塾さんをかばうわけではありませんが、全員へのきめ細かいフォローは人員的に絶対無理があります。

よく「お母さんから怒られた。わからない場合は、先生になんで質問に行かないの?ときつく叱られた」というお子さんの声も。

ですが、こういう場合は、お子さんをあまり責めないでほしいです。

のリーダー気質の生徒、有力な派閥連中を押しのけて、大人しい子が、先生への質問(声掛け)という数少ないパイを奪い取る。そんなことは不可能だと思います。

質問に行きたくても行けないという事情をご理解いただければ幸いです。

まずは塾に相談

ともかくそういう場合は、通塾されている塾にまずは相談すること。

「うちの子が、なかなか質問に行けないらしいんですが・・・」と一言電話を掛けるだけでも、もう少し状況が変わってくるかもしれません。

あるいは、個別にプロの家庭教師の先生にご依頼するか。

こちらの場合も、お子さんと波長が合うような、信頼できる先生を早めに探されることをお勧めします。特に、小6生の場合は、なるべく早めのほうがいいです。

まとめ

今回は、塾用のテキスト・問題集が「わかりづらい」ものとなっている原因を分析しました。

どのような出版物にも当てはまることですが、出版物には読者層がおり、伝えたいメッセージがあります。

大手塾テキストには、「勉強ができるお子さん」に来てほしいというメッセージが込められているのです。解決策として、

お子さんに合うテキストや問題集、あるいは塾を探す以外に解決方法はありません。プロの家庭教師の先生にフォローに入っていただくのもひとつ。

また、先生に質問に行けないお子さんを責めないでほしいというお話もしました。

大人しい子、クラスの派閥集団にいないようなお子さんが、数少ない塾講師への声掛け(質問含む)というパイを奪い取るのはもはや不可能です。

お子さんの性格、所属する人間関係を今から変えよといっても無理があります。

どうかあまり「わからない問題は、先生に質問に行きなさい」と言わないで頂ければと思います。それがまたプレッシャーになることがありますし、

小学生のお子さんには厳しい中学受験。勉強すること自体が嫌になってしまうこともあります。

お子さんとの信頼関係を大切に、「また今度質問出来たらいいね」くらいにとどめるご英断を切にお願いしたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

迷ったときはプロに相談するのもオススメです

中学受験は、高校受験や大学受験よりも難しい部分が多いです。最難関中の問題レベルは高校受験のレベルを超えてますし、国語の記述問題は共通テストよりも難しい。

精神的に波がある小学生に解かせるのですから、問題を少し変えただけで、合格者と不合格者の半分が入れ替わるのが中学受験です。

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