【注目】中学受験する保護者の実力 合格する子の親はここまでやっている

中学受験のコツ
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教育ママ
教育ママ

子どもが遊んでばかりで勉強をしない。勉強しない子どもに、つい怒鳴ってしまう。反発されるし、内心めっちゃ腹立つ!

勉強しない子ども」と検索すれば、ズラリと関連記事がヒットします。それだけ保護者の方のお悩みが深刻なのでしょう。

ですが、私はその処方箋として、ちょっと違う方法をお勧めしたいです。

勉強するように説教する。お子さんの体をひもで椅子にくくりつける。そのような外科的な手段も時には有効です。

しかし、教育虐待という言葉も叫ばれる中、もう少しお子さんの気持ちに配慮した指導方法はないものでしょうか。

難関以上の中学受験に受かる子の保護者、中堅や下位校を受験する子の保護者の違いはどこにあるのか。その点に注目し、「勉強する子」に変えていきましょう。

この記事を書いている人:集団塾、個別塾など中学受験専門塾を経て、現在は社会人のプロ家庭教師。数多くの教え子から学んだことを中心に書いていきます。

勉強の苦手な子が、勉強嫌いなのは当たり前

勉強は「高度な精神的作業」です。興味関心がある子などほんの一部でしょう。

「勉強が元々得意であり、テスト結果などで自尊心が満たされるから」そのような理由で勉強を頑張る子の方が多い。

勉強ができる=問題が解ける。嬉しい。確かにそういう楽しみもあるでしょう。ですが、もしお子さんが勉強を苦手とするならば、勉強嫌いはむしろ自然な状態なのです。まずはその点を受け止めること。

次に、考えるべき点は、勉強を「やりづらくさせている」原因を把握することです。

外的要因と内的要因の二つがあります。

自宅の学習環境の整備

小学生であれば、学習机にともなう椅子が大きすぎる場合が多い。お子さんの体にフィットしていないことが結構見られます。小学生は一番体が成長する時期です。

小学1年生と6年生では体の大きさがまったく違います。学習机はともかく、椅子の大きさが6年間変わらないのは不自然ではないでしょうか。

学習環境において、せめて椅子だけはこだわってほしいです。キャスターがついたような、大人がオフィスで使用するような椅子は小学生のお子さんにはお勧めできません。

地に足がしっかりつかない大きさの椅子もダメです。お子さんは足をブラブラさせて遊んでしまいます。

例えば、「バランスチェア」というのを聞いたことがあるでしょうか。

「姿勢がよくなる」「猫背強制によい」というお声もありますが、足をぶらつかせないことでお子さんの集中力が上がるという効果があります。集中力のないお子さんにはぜひ試してほしいです。

他にも、足置き場が5段階で調節できる有名ブランド”フィオーレ”の学習椅子です。

よくリビング学習を推奨されているご家庭がありますが、現役のプロ家庭教師として気になるのがリビングの椅子なんですよね。

テーブルとセットになっている椅子をそのままご使用されているご家庭が多く、これでは勉強がやりにくいだろうなと思います。

セカンドチェアとして、教育に関心のあるご家庭にはぜひご購入を検討してほしいです。

家庭教師としてご自宅をご訪問する際、難関中学以上を受験するお子さんのご自宅には、しっかりした椅子が置いてあります。子ども部屋とリビング、それぞれ学習専用の椅子がありますね。

お子さんの学習のしづらさを軽減する!

勉強のできる子と苦手な子を比べてみると、眼の動かし方がまったく違うことにも気づきます。

例えば、算数の計算問題でも、勉強ができるお子さんは、素早く、眼球が動き続けています。どこか計算ミスをしていないか、分配法則などを用いて”計算をラク”にできないものだろうか。

眼球が小刻みに横に揺れているんですよね。一方で、勉強が苦手なお子さんは、じーっと1点をみて、眼球が動きません。

ひどい場合は、頭を動かしています。これは眼球運動に問題があります。

視力ではなく、視覚機能の問題です。計算問題もそうですが、すべて眼で捉えて、情報をインプットします。記憶力の問題もありますが、眼で対象を捉えて入力する能力。視覚機能です。

勉強が苦手なお子さんは、この能力が著しく弱いなと感じます。

この視覚機能の改善によい方法が、ビジョントレーニングです。

「ビジョン・トレーニング 無料プリント」で検索してみてください。

たくさんの数字が記載されていて、同じ数字を見つけるワークシート。1~30までの数字がA4程度の用紙に散らばっており、1から指差しして数えていくワークシート。

いろんなものが無料でダウンロードできると思います。その際に、お子さんの眼の動かし方に注目してください。頭ごと動いていませんか?時間がかかりすぎていませんか?

果たして、お子さんの視覚機能は正常でしょうか?もしこの眼球運動に問題を抱えていれば、「勉強はかなりやりづらい」です。

他のお子さんは、眼球を素早く動かして情報を入力しているのに、我が子は時間がかかりすぎているわけですから。著書でご覧になりたい方はぜひこちらの書籍をお勧めします。

まとめ

お子さんが勉強をしないことを「なまけている」と捉えるのは簡単です。

しかし、これまで厳しい説教をしても一時的なものではなかったでしょうか。

学習しやすい外部環境、学習のしづらさの原因となっている内的要因に気が付き、その点を改善していく。そちらのほうがよほど生産的です。

外部環境を整えることにはお金もかかります。近くの学習塾を利用し、自習室を用意する。学習椅子を子ども部屋、リビングと個別にそろえる。

視覚機能に問題があれば、お子さんと一緒に保護者の方も楽しみながら、「時間」をかけて取り組まなくてはいけません。

お金や時間を投資しなくては、お子さんの学力は向上しません。もう既に意識の高い親御さんは取り組んでおられます。ぜひ、お金や時間とご相談をしながら取り組んでいただければと思います。

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